半年間の留学って実際どんな感じ?
- Yui
- 2019年4月9日
- 読了時間: 5分
更新日:2019年4月17日
こんにちは、ゆいです。
今日は、留学を考えている皆さん(特に大学生)に向けて、
イメージを膨らませる手伝いが出来ればと思い
私の留学経験をシェアしたいと思います。
今回から3回に渡って、
半年
一年
正規生徒として海外の大学に入学したケース
の3種類の留学経験をお伝えできればと思うので、
自分のイメージに近い経験を選んだり、
それぞれを比較したりして、判断材料に使っていただければと思います。
留学概要

(学校から徒歩圏内に港がありました↑)
場所:カナダ、ノバスコシア州、ハリファックス(Saint Mary’s University)
期間:2017年8月–2018年1月(大学2年次)
宿泊:ホームステイ
授業:大学付属の語学学校で週5日の授業に加えて、大学での正規授業に週2日のプログラム
※私の場合、1セメスターを海外の大学で単位取得できる
大学のプログラムを使っての短期留学でした。
単位交換制だったので、現地で取得した単位は帰国後に
自分の通っている日本の大学の単位として認定される制度です。
今日は、まず時期ごとの大まかな流れを説明して、
私なりに考えた
短期留学のメリット・デメリットを
皆さんにシェアしたいと思います。
留学期間の流れ

<最初の1週間>
何もかもが新しいことばかりなので、環境に慣れることで精一杯
<最初の1ヶ月>
基本的には「暮らす」というより「旅行」に近い感覚
パターン化した日常は何不自由なく送れるようになる
肝心の語学力はこの時点であまり変化はなし
リスニング力は多少上がるけど、発進する力の進歩はあまり感じなかった
<2ヶ月目>
生活のパターンがわかってくる=日々のサイクルに余裕が出てくる
学校の授業もわからないなりにパターンやコツをつかめるようになる
一気に暇になる
語学力そのものよりも、コミュニケーションのスタイルだったり文化に適応して、現地の人と話せるようになる
<3ヶ月目>
この頃になると日本食が恋しくなってくる
一方、現地の生活にも慣れて、一通りは自分でなんでもできるようになる
相変わらず暇な時間が多い
週末を利用して小旅行に出かけたりもできる
<4ヶ月目>
この頃は学期末だったので勉強が忙しくなる
ホリデイシーズンだったので、感謝祭やクリスマスなど文化を知れるイベントや機会も多かった
<それ以降>
無事、語学学校を卒業できて、学校の単位も取れて安心する
「卒業式」的なものがあって、ちょっと帰るのが寂しくなる
けど、日本食好きだからすごい帰りたい(笑)
一人で空港でトランジットしたりホテルやウーバーとったり、旅行も余裕でこなせる謎の適応力が身につく
こんな感じで、
「短期留学で身についたものって何?」
という問いに端的に答えるなら、
「環境適応力と度胸」
かなと思います。
一応TOEICのスコアも100くらいは上がりましたが、
「暮らす」という意味で現地に慣れるのにちょうど半年くらい
なのではないかな、と思います。
一方で、新しい文化に遭遇したり、
それにショックを受けたりすることは十分できます。
例えば、本当に自然な会話の途中で、友人がイスラム教の
お祈りを始めた時は、一瞬何が起こっているのわからず
「?」となったことがありました。
どうすればいいかわからないので、とりあえず見守っていると、
祈り終わった友人が「君たちの健康を祈ったよ」と言ってくれて、
何だが心がすごくほっこりしました。
いろんなバックグラウンドを持った人たちがそれぞれのルールで
暮らしているので、何か一つの価値観を共有することは難しいですが、
だからこその適応能力はついたと思ってます。
つまり、
短期留学は一長一短だな
というのが感想ですが、
わかりやすく自分なりにメリットとデメリットに
まとめてみたいと思います。
メリット
・ちょうどいい
→結果、「少し足りない」と思うくらいが何事もちょうどいいので、
1学期の留学は、「留学のいいとこどり」だと思います
現地である程度生活できるようになり、
ちょうど日本のことも恋しくなるタイミングが1学期間です
・大学の単位に響きづらい
→大学生の場合、学校によってはプログラム提携していて
単位交換ができることもありますが、
条件によっては、「休学で自費で」という方も少なくないと思います。
そういう人にとっては、留年などのリスクも少なく
一定の海外経験ができるのでオススメです
・日本の生活から離れすぎない
→裏を返せば、デメリットなのですが、
サークルや部活動・アルバイトやボランティアなど、
大学4年間に日本を軸にして
様々なことに挑戦したいという人にとっては
最適な期間だなと感じます。
デメリット
・英語力があまり伸びない
→ここは正直本人のもともとのレベルとモチベーションの
問題ですが、一般的に語学学校で授業を受けるレベルの場合、
もちろんですが、英語ネイティブは語学学校にほとんどいません。
必然的に他の日本人やアジア系の学生と過ごす機会が増えるため、
自分でモチベーションを高く保ち続け、ネイティブとの交流を
求め続けないと、語学力の飛躍的な向上は難しいです
・慣れたら終わり
→自分の感覚として、1学期間の留学で半年程の滞在だと、
現地の生活に慣れ、これからもっと“できること”や
“やりたいこと”が見つかったという段階で留学が終了してしまいます
そこに少し物足りなさを感じてしまう人もいると思います
※だからこそ「なぜいくか」の部分が明確だと、指針となります
(そのことについては別の記事で書いたので、気になる方はぜひ)
・いい意味でも悪い意味でも旅行気分で、よそ者止まり
→逆に言えば、「お客様」として海外に長期滞在できる最長期間
が1学期間なのかなと思います。
実際に暮らしていくとなれば、学業・金銭面・人間関係など
もっと現実的な問題も出てきます。「ずっといないからこそ」
自由にやりたいようにできるのはいい点でもありますが、
「本当に生活に密着出来たか」という点では疑問も残ります
以上、自分なりに考えた
短期留学(1学期間)のメリットとデメリットです。

(冬には雪が積もり、唯一の交通手段のバスも止まり、校内の電気も落ちますが、、、)
いろいろ書きましたが、私自身自分の留学には満足しています。
と、同時にこういったリアルな声を留学前に聞いて、
一瞬で過ぎてしまう留学期間をもっと戦略的に充実させられたかもな、
とも思うので、明日以降の記事と合わせて、
ぜひ皆さんの判断材料にしていただけたらと思います。
次の記事はこちらから>>
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